【図書の杜/本要約】第9回 THE THREE HAPPINESS ~3つの幸福~ / 華沢 紫苑

こんな方が読んでください。
・今、幸福を感じない
・幸福を感じるメカニズムが知りたい
 

幸せって何でしょうか?

人によって、幸せを感じる瞬間や出来事は異なります。

しかし、そんな千差万別のように感じる幸せですが、実は人間が感じる幸せには共通点があります。

これは、決して、スピリチュアルな話ではありません。

ぜひ、人間が幸せを感じるメカニズムを知り、幸福な人生を歩んでいきましょう。

概要

なぜ、日本の幸福度は世界と比較して低いのでしょうか。

今でも経済規模は世界第3位の日本ですが、幸福度ランキングでは、先進国中最下位です。

この事実は、我々日本人が「幸せとは何か?」を理解しておらず、経済成長が幸せに繋がると信じた結果です。

会社のため、家族のため、生活のため、とあくせく身を粉にして、働いてきた結果でもあります。

では、幸せになるためには、具体的にどうすれば良かったのでしょうか?

世の中に、幸せになる方法について、書かれた書籍は五万とあります。

しかし、どれも哲学的概念であったり、思想、その人しか実践できないことなど、実用的でない本ばかりです。

この本では、幸せと感じるメカニズムを紹介し、今すぐ実践できることがかかれている幸せの実用書です。

この本を読めば、今日からあなたも幸せを感じることができると思います。

内容と所感

この本の内容を大きく三つにまとめると以下です。

本書のポイント
  1. セロトニン的幸福
  2. オキシトシン的幸福
  3. ドーパミン的幸福
①について

人間が幸福感じる脳内物質の一つである「セロトニン」について、どのような時に分泌されるのかがまとめられています。

陽の光、運動、咀嚼が良いと書かれています。

特に朝、自然を感じながら散歩することで、セロトニンが分泌され、かつ運動によって、健康な体も維持できると一石二鳥です。

②について

人間が幸福感じる脳内物質の一つである「オキシトシン」について、どのような時に分泌されるのかがまとめられています。

社会や人とのつながりによって、分泌されると書かれています。

家族や仲間との交流、他人への感謝や親切によって、生まれます。

人に何かをしてあげることで、自分も相手も分泌されます。

また、ペットとの交流でも同じことがおきます。

身体的な接触(握手、ハグ等)に限らず、心理的な接触(仲間意識、友情等)でも同様な効果です。

③について

人間が幸福感じる脳内物質の一つである「ドーパミン」について、どのような時に分泌されるのかがまとめられています。

これは、仕事や社会的な成功、お金を得た、欲しいものを手に入れた等、自身が興奮を覚える時に分泌されます。

しかし、幸福を感じることはできますが、それは長続きせず、もっと強い刺激を追い求めたり、依存性があります。

さらに頑張ろう!というモチベーションアップに寄与する側面はありますが、そればかりを追い求めると自分が追い込まれて、逆に不幸になりかねないものでもあります。

アルコールやギャンブルによる一時的な興奮が最たる例であり、ドーパミン的な幸福は、扱いを間違うと危険です。

著者は、三つの幸せホルモンの関係は、以下と解説しています。

まず、真っ先に心身を健康にすることで、セロトニン的幸福を感じる。

その上で、人や社会とのつながりを持ち、オキシトシン的幸福を感じる。

最後に適度なドーパミン的幸福を感じる行動を行い、人生のメリハリをつける。 

但し、人によって、感じる度合いは異なります。

ちょっとしたことでも、大きく幸せを感じる人もいれば、そうでない人もいます。

しかし、どれが欠けても、人は何かしらの物足りなさを感じてしまうのも事実です。

この本では、他にも多数の幸せを感じる実践的な方法が紹介されています。

ぜひ、一度読まれてみることをおススメします。

最後に

私は、この本を読んで、漠然と感じていた幸せが何だったのか、よく理解することができました。

スポーツをしている時、家族や仲間と食事をしている時、欲しいものを買った時など、誰もがなんとなく感じていた幸福感の正体が掴めました。

そして、お金と幸福が必ずしも一致しない原因も非常によく理解できました。

現代の日本人は、セロトニンやオキシトシン的幸福に費やす時間が不足しています。

経済的自由を追い求めるあまり、それらをおろそかにしては本末転倒であると感じました。

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